炭酸パック、それとも酸素パック?
CO2パック?違いは何??

カテゴリー: 炭酸パック・スキンケア

分からん 炭酸ガスをジェル状のパックに閉じ込めたジェルマスクを『炭酸パック』または『炭酸ジェルパック』という名称でご存知の方は多いと思います。では、『酸素パック』『炭酸ガスパック』『CO2パック』とは一体何が違うのでしょうか?
今回はこの似たような名称のパックがどのようなものなのか、詳しく紹介いたします。

『酸素パック』『炭酸ガスパック』『CO2パック』全ては同じ原理

さわやかな飲み物まず、『炭酸パック』と『炭酸ガスパック』は名称が微妙に異なるだけでどちらも炭酸ガスを使用したパックであることはご理解いただけると思います。また、『炭酸ガス』は気体の二酸化炭素(CO2)の呼称ですので『CO2パック』も同じ意味合いでつけられています。

では『酸素パック』とはどのようなパックでしょうか?
「酸素を使用しているパックですね!」という回答が出そうですが、実はそうではないのです。
多くの酸素パックは「炭酸パック」と同じ内容なのです。ではどうして『酸素』と『炭酸(二酸化炭素)』という別の冠がついているのでしょうか?

その答えは、炭酸パックがどのようにしてお肌に美容効果をもたらすのか、そのメカニズムをたどると見えてきます。

炭酸パックのメカニズム

炭酸パックを肌にのせると、炭酸パックに含まれる二酸化炭素がお肌の中に入り込み血管内でヘモグロビンに接着することで肌が酸素不足であると判断し、ヘモグロビンが抱えている酸素をせっせと放出します。これにより細胞への酸素供給が盛んになり、肌のすみずみまで酸素がいきわたり新陳代謝を活発にさせます。

ボーア効果

詳しくはこちら
炭酸博士の研究室>「炭酸人気の理由とは?炭酸の肌への働きやその効果について」

このように、『炭酸』を閉じ込めたジェルで『酸素』をお肌に届ける。
どの時点をとるかによって呼び方が変わっているのです。

炭酸を含んだパックを肌につけるかということにポイントを置くと、「炭酸パック」。それがジェル状ならば「炭酸ジェルパック」となります。
「血管の酸素供給が増加する」という作用に焦点を当てると「酸素パック」となります。

パックを使用される皆さまに商品をしっかり、誤解の無いよう理解していただくためには「炭酸の作用で酸素を供給するパック」という名称が良いのかもしれません。(とある薬品メーカーの商品みたいです・・・)

さいごに

色々な名称で、当初人から人へ「このパックがすごくいいよ!」と口コミで人気が広がっていった炭酸パックですが、その美容効果にはこのようなメカニズムによって裏打ちされているのです。
この記事を読んだあなたは、もう「炭酸」や「酸素」という文字に迷うことはないでしょう。正しい知識をもってスキンケアに炭酸パックを取り入れたいですね。