炭酸泉(二酸化炭素泉)
炭酸入浴が楽しめる国内のおすすめ温泉

カテゴリー: 炭酸ヘッドスパ・ボディケア

古くから美容と健康に良いとされている炭酸泉(二酸化炭素泉)。

以前このサイトでは炭酸泉を使用してきた背景や効能などについて記載しました。
リンク:炭酸泉の効能とその種類

炭酸泉の効能とその種類


今回は国内で炭酸泉が楽しめる、おすすめの温泉をご紹介します。

日本の天然炭酸泉 炭酸含有量ベスト3は?

温泉大国といわれる日本ですが、入浴に適した天然の炭酸泉は多くありません。
炭酸成分は気化しやすく温度が高いとすぐに抜けていってしまうため、火山活動が活発で温泉の温度が高い傾向にある日本では比較的珍しく、貴重な泉質となっています。

炭酸成分の含有量の多い温泉

国内で炭酸濃度の高い温泉はどこなのか? 分析上のトップ3は以下の温泉になります。
CO2濃度
天然炭酸泉は炭酸成分の含有量は高くても高温になると炭酸が抜けやすくなります。また、源泉の湯温を人が入れる温度に調節すると 、炭酸が抜けてしまうことがあるので、実際の入浴時には分析表上の数値よりも炭酸含有量が減ってしまう事もあります。

炭酸泉を堪能できる、おすすめの温泉

ここでは炭酸泉(二酸化炭素泉)の効能が高いといわれ、古くから湯治などに利用されてきたオススメの温泉をいくつかご紹介します。

屋温泉(岐阜県)

日本屈指の炭酸含有量を誇るといわれ、温泉は飲むと胃腸病に効くといわれています。この鉱泉で炊いたお粥を寒中に食べると、一年間無病息災であると言い伝えがあります。
湯屋温泉の紹介 http://www.city.gero.lg.jp/kankou/node_7779/node_29737/node_29749/node_30038
(下呂市公式観光サイト下呂たび http://www.city.gero.lg.jp/kankou より)
所在地:岐阜県下呂市小坂町湯屋
交通アクセス:JR高山本線飛騨小坂駅よりバスで約15分

長湯温泉(大分県)

ラムネ温泉
古い歴史をもつ湯治場で別名「ラムネ温泉」とも呼ばれています。二酸化炭素泉の中でも高い効能を持つと有名。
長湯温泉旅館組合公式サイト http://xn--v8jzc2d5150ajpb.net/
所在地:大分県竹田市直入町長湯
交通アクセス:JR豊肥線豊後竹田駅よりバスで約50分

肘折温泉(山形県)

肘を折った老僧がこの地のお湯(上の湯)に浸かったところ、たちまち傷が癒えたというのが温泉名の由来であるという説があり、その名前の通り骨折や傷の治癒に効果が高いとされる。
肘折温泉ウェブサイト http://hijiori.jp/
所在地:山形県最上郡大蔵村
交通アクセス:JR山形新幹線・奥羽本線。陸羽西線・陸羽東線新庄駅よりバスで約1時間

有馬温泉(兵庫県)

日本最古の温泉。古くより名湯として知られています。炭酸泉源は透明な銀泉で炭酸を含んでおり、有馬の銘菓、炭酸せんべいはこの炭酸泉を利用して作られています。
有馬温泉
有馬温泉観光協会公式サイト http://www.arima-onsen.com/
所在地:兵庫県神戸市北区有馬町
交通アクセス:神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅下車

みちのく温泉(青森県)

1981年開湯。源泉温度が高いため加温をせずに、毎分119ℓの湯量を源泉かけ流しの贅沢な炭酸泉。
所在地:青森県西津軽郡深浦町艫作
交通アクセス:
 鉄道:JR五能線艫作駅下車、徒歩約15分。
 車:津軽自動車道五所川原東ICから国道101号で約1時間30分
   日本海東北自動車道能代南ICから国道101号で約1時間。

頓原温泉(島根県)

源泉に含まれる炭酸ガスが1,400ppm以上、炭酸水素イオンが1,240ppm以上と、二酸化炭素泉(炭酸泉)と炭酸水素塩泉の相反する性質を高濃度に併せ持つ、日本でも珍しい”源泉かけ流し温泉”。
所在地:島根県飯石郡飯南町頓原
交通アクセス:
 鉄道:JR松江駅またはJR出雲市駅下車 → 高速バス 広島行乗車 → たたらば壱番地下車 → 町営バス飯南町「頓原」停留所より徒歩 10分
 車:中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約70分
   山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約35分
ラムネ銀泉ウェブサイト http://www.ramune-ginsen.com/

さいごに

温泉風景日本では貴重な天然炭酸泉は名湯・秘湯として古くから人々に愛されてきました。名湯と言われる温泉には美容や健康に良いだけでなく、歴史的な価値や趣もあり旅行先としてもおすすめです。ときには日常生活から離れ、天然炭酸泉の名湯を楽しみながらでゆったりとした時を過ごす事で、心身ともにリフレッシュしてはいかがでしょうか。