「炭酸」って何?

カテゴリー: 炭酸美容 入門編

「炭酸」は、炭酸泉や炭酸水・炭酸飲料など私たちの身近なところでさまざまな形で存在しています。
こんなに身近にある炭酸。そもそも炭酸って何ものでしょうか?

炭酸とは

16040802「炭酸」とは、気体である二酸化炭素(CO₂)が水に溶けている状態のことを指します。私たちになじみが深い「炭酸」と言えば、ソーダやビールの炭酸飲料、炭酸泉などの温泉でしょうか。

二酸化炭素(CO2)はその状態により、名称が変わります。
気体の時は「炭酸ガス」、化学式の通り「シーオーツー」等と呼ばれています。環境問題で「温室効果ガス」と言われているのはこの二酸化炭素の気体です。液体の時は「液体二酸化炭素」と呼ばれており、主に溶接で使用されています。固体の時は「ドライアイス」と言われ主に保冷に利用されております。

炭酸:H2CO3

炭酸ガス(二酸化炭素):CO2

二酸化炭素が水に溶けた状態が「炭酸」

炭酸の性質

炭酸は圧力や温度の変化を受けて気体になります

炭酸飲料水が入ったボトルの栓を開けると、プシュっと音がして泡が出てくる経験を皆さん一度は体験したことがあるかと思います。市販で売られている炭酸飲料水は、大量の二酸化炭素に強い圧力をかけて水に溶かして作られます。そのため炭酸水が入ったボトルの栓を空けると、ペットボトル内の圧力から解放され抑え込まれていた二酸化炭素がいっせいに空気中に逃げていくことで泡が発生します。

炭酸は温度によって濃度が変化する性質もあります

炭酸は温度が低いほど高濃度を維持することができ、温度が高くなると液体に溶けにくくなります。二酸化炭素(炭酸ガス)は、10℃から60℃に水温が上がると、水中に溶ける体積は3分の1にまで減ります。
温かくなった炭酸水は気が抜けてシュワシュワ感が無く、美味しくないことからも想像に難くないでしょう。

ちなみに通常炭酸の濃度はppm(ピーピーエム)という単位で記されます。
100万分のいくらであるかという割合を示す数値で1ppm = 0.0001%/10,000ppm = 1%

つまり、二酸化炭素が濃い状態である、「低い温度で加圧された」炭酸水を取り入れることが効率よく炭酸効果を得られるポイントです。